この会社は大手で世界の○○だから大丈夫!
えー、すごいカントリーマネージャーだって、すごい!
転職を考えている時、または所属している組織で、企業のネームバリューや肩書だけで、勝手に判断してしまっていませんか?
違和感を感じる場合、その判断は間違ってる可能性があります。
見た目ではなく、慎重に判断するようになりますよ。
早速見ていきましょう!
世界のビックカンパニーだから、組織はまともで優秀な人達ばかり
大企業では内部統制が機能していたりします。
人事評価も上司が部下を一方的に評価するのではなく、360°で行われていたり、CSR(コーポレート、ソーシャル、リスポンスビリティ)があり地域社会と共存し、責任を果たしていたりします。
健全に経営されている会社はもちろん存在するかと思います。
しかし残念ながら、実際は違う組織もあるのが事実です。
有名な超大手米系製薬会社で働いたことがありますが、最初は、すごい優秀な人たちばかりなんだろうと思っていました。
また、フランスの某大手メーカーは管理職全員が英語ができない状況。
昔の性能が悪い翻訳ソフトを使い、本国にレポートティング 。
よく見ると「次月繰越」が「next moon 」に。。。
英語でかかってきた電話は勝手に私達に転送、ガッカリしました。
”社長”だから、”マネージャー”だから、きっと仕事できる人なんだ
これもかなり危険です。
もちろん多くの優秀な経営者もいますし、有能な管理職の方も多いでしょう。
しかし、実際は”マネージャー”は優秀と評価されたからではなく、
ただの ”繰り上げ当選” の場合が非常に多かったり、または組織都合上、仕方なく昇進させた場合もあります。
決して優秀だからマネージャー、管理職になったわけではありません。
インドネシアのスタートアップ企業にいた時には、当時から赤字続きで結局2年後には日本法人撤退。
全てが社長の責任ではありませんが、私が見る限り、根拠の無いポジティブな理想ばかり、
マーケットを無視した結果だと思います。
オランダの会社にいる時は、社長は会計の知識ゼロ、簡単な経理用語すら理解出来ず、
会社がどういう状況かも全く把握できてない状況でした。
毎日何してるのかというと、仕事はほとんどせずに、
好きな音楽の歌詞を会社のコピー機でコピーしまくり、部屋で歌ってる状況でした。
また、トップの人間に問題がある場合には、会社自体も問題がある場合があります。
もし、ブラックの傾向があるようなら、早めに次を考えましょう。
中小企業のほうが組織もまともで経営陣が優秀な場合も多い
あの会社はよかったな。。と考える時、
それは結構中小企業であることも多いです。
大企業ですと、例えば、経理部だけで30名で、業務も細分化されていますが、中小企業の場合ですと3、4人程度なので役割分担も広く、知識やスキルもより必要になる傾向があります。
少数精鋭とよく表現されますが、中小企業の場合、日本法人が30人前後だったりして、それぞれ仕事ができる方も多く、あまり変な人もいませんでした。
社長ももちろん、呼び方は○○さんでOKです。もしかすると意外と仕事しやすいといいますか、
まともな人と仕事ができる確率が高いかもしれません。
まとめ
あなたの会社の組織は、上司はいかがでしょうか? もしかすると社内繰り上げ当選者かもしれません。
ついつい私たちは、会社のネームバリューや、肩書で見てしまったり、判断してしまいがちです。
しかし、表面だけでは何もわかりませんし、肩書だけで人を判断してしまうのは、大きな間違いです。
参考程度にとどめておいて、面接でしっかり見極めましょう。
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