新卒で入った会社でずっと働いてるけど、なんだか最近不安だな、、、毎日同じようなことやってて、特にスキルもなくて、このまま何もしなくて大丈夫かなぁ。
日本では終身雇用が当たり前で、新卒で入った会社に定年まで勤めます。
安定していますし、同じ組織で同じ人たちと働いて、家以外のもう一つの居場所のような感じですよね。
しかし、これからも本当にそれでいいのでしょうか?一つの組織に依存してしまって大丈夫ですか?
動かないのはリスクだよ
変化の多い今の時代において、変わらないという事は逆にリスクになります。
というように、転職が当たり前の変化の多い会社員人生を送ってきています。
早速みていきましょう!
すでにもう無理のある終身雇用制度
現在の労働市場は、グローバル化や技術革新などの影響を受け、終身雇用が崩壊していると言われています。
昔は終身雇用が当たり前で、一億総中流と呼ばれていたりもしました。
今でも日系企業は終身雇用はまだ根づいているかと思います。
いい大学卒業→いい会社に就職→そして年功序列で働く→定年→退職金と年金で老後生活
こんなモデルで、みんなが同じような人生でした。人生設計も計画が立てやすく、確かに安定していました。
昔は転職する人は「負け組」扱い。
終身雇用は、昔の日本が右肩上がりの経済成長の時には機能していました。
しかし、2019年、経団連の中西宏明会長と、トヨタ自動車の豊田章男社長の発言が、大きな話題となり「終身雇用」の見直しや廃止の議論のきっかけになりました。
外部環境がこれだけ変化している中、昔からの同じ事業、ビジネスモデルをずっと継続するということは難しくなってきています。
これまで一生懸命従事してきた仕事も、無くなってしまう可能性もあるという現実にも直面しています。
また、日系大手企業の40代、50代をターゲットとした希望退職募集件数は増えてきています。
それでも企業は雇用を守ろうとしていますが、すこしずつ限界に近づいている気がします。
終身雇用にもメリットはある(あった)
終身雇用のメリットと言えば、
「安定」
長期間にわたって定期的に安定した収入を得ることができます。
安心して生活できますね。
終身雇用に限ったことではないですが、カードの審査も通りやすいですし、ローンも組みやすいです。
先ほども触れましたが、定年まで雇用されているという前提ですので、車や家を購入などといった、人生設計もしやすいですね。
確かにいい面もあるよね
同じ環境で同じ人たちとずっと一緒に働くことができます。
会社側からみても、原則、新卒で採用したら定年まで働くため、採用コスト(特にエージェントに払う高い紹介手数料)もかからないですよね。
帰属意識も比較的高く、自分色に染めやすいかもしれません。(悪く言うと洗脳)
これからは転職前提で働くべき理由
説明していきます。
今後の労働市場では、新しい技術や業務内容の変化に対応できるスキルを持った人材が求められます。
自分自身のスキルアップにつながる職場を選ぶことができ、新しい職場でさらなるスキルアップや新しい経験を積むことができます。
そしてそれが自身のキャリアアップにつながっていくのです。
転職前提で就職することで、自分自身の成長を促す環境に身を置くことができます。自分にとって新しいことに挑戦することで、自己成長の機会が増えると言えます。
また、転職をある程度経験することにより、自分によりマッチする理想の職場・仕事に巡りある可能性も高くなります。
自分自身がやりたいことが実現できたり、職場環境のマッチングが良い場合は、長期的な安定性が得られることも可能です。
実際私も、以前は短期で転職を繰り返していましたが、働きやすい会社に転職したことによって、長く勤務しています。
変化が当たり前の時代において、変わらない、変われない事はリスク
安定が決して悪いとは思っていませんが、安定しすぎるのはどうかと思っています。
何十年も同じ組織、同じ人間関係、同じような仕事を繰り返し。
成長が止まってしまうようなかんじで、知識やスキルも陳腐化してしまいますよね。
他を知らないので、怖くてそこから動けないですし、あまりにも安定しすぎるのも問題です。
疑問にすら思わない人もいる。
次から次へと新しいテクノロジーが生み出され、日々変化していく中で、変わらない事は逆にリスクになります。
安定ではなく流動的に生きていくことが大事です。
自分でキャッチアップ、新しい事を学んでいかないと取り残されてしまいます。
しかし、、、
日本人(会社員)は勉強しないことで有名(OECD最下位)
変化が当たり前の中でも学んでいない日本の会社員。目標があるという会社員は4割以下という調査結果も。
学ばない日本人、そして「最下位」他のOECDに比べて低い人材育成投資
終身雇用はもう機能していない(実質崩壊)
先ほどもお伝えしましたが、
終身雇用は経済が成長している時には機能していましたが、今の停滞している日本経済では社員を一生面倒みるなんていうことは、もう不可能になってきています。
仮に終身雇用ができたとしても、昇給もほぼ期待できません。長くいればいるほど、人生においてマイナスになる可能性大です。
実際日本の給与が30年ほぼ上がっておらず、世界ランキング24位です。韓国にも抜かれました。
それでもまだ入社時の低い給与のまま一生そこで働きつづけますか?
「うちの会社は大丈夫だろう。」
本当にそうでしょうか?
私は日系の中堅~大手の広告会社(当時約2000社中16位)に勤めていました。仕事もラクで人間関係も良く安定していて、昇給もあってずっと働いていたいと思いました。
しかしその会社はもうありません。
「今忙しいし、もう少ししてから考えてみよう。」
そうしている間にどんどん時間は過ぎていきます。今25才の人だって、たった5回、春が来たら30才です。人生は結構あっという間です。
いますぐできることから行動してみませんか?
キャリアチェンジもありです。
私は30過ぎてからキャリアを変えました。また資格も取得して人生を変えました。
やってみたい、興味ある、得意な事があれば、今からでも決して遅くありません。
他を知っていることで世界が広がる。転職前提にキャリアを、人生を考えよう。
他を知っていることは強みになります。例えば自分の住んでる街以外、日本以外の国、自分の専門分野以外の知識。他を知ると自分の視野や価値観も広がります。
転職もそうです。新しい世界を知ることができます。
例えば、年収。上記のOECDのデータに、日本の平均年収約400万と公表されていますが、これは主に日系企業の年収ですよね。
外資系企業の年収はご存じでしょうか?
詳しくはこちら
年収の高い業界になりますと社員の平均年収は800~900万だったりします。
同じような仕事でも日系、外資系の違いだけで、これだけ差があるということです。
それでもまだ、ずっとこのまま今の会社で働いていきますか?
”経済的自由”という言葉がありますが、お金がなくて節約するのと、お金があってミニマムに生活するのとでは、心の余裕が全く違います。
まずは他の世界を見てみませんか?
どのエージェントも登録は5分程度で完了します。あとは流れてくる案件をチェックして、マーケット情報、市場価値の参考にしてもいいと思います。
応募しなくてもぜんぜん問題ありません。
詳細は下記記事を参考
※エージェントは複数登録しておくことをおすすめします。私も複数登録しています。(いろいろな情報がもらえます)
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最初は誰だって未経験です。エントリーレベルなら新卒でなくてもチャレンジできる可能性大です。自分の手に職をつけて働くのも1つの会社に依存しない働き方の一つです。
まずは所属している組織だけではなく、外の世界とつながりを持ってみましょう。
今すぐ転職しましょうとは言っていません。まずはマーケットを知っておくだけでも違います。
これからは、一社に依存することなく、自分の付加価値を高めて国内でも国外でも通用する人材になることが大事です。