【USCPA】就職には試験合格者で十分?後悔しない出口戦略(出願州、合格後ステイタス)

USCPA
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始める前なのに、出口戦略?と思ってしまうかもしれません。

あらかじめ、合格後のステイタスを決めておくことは、とても大事なんです。

私は「CPA Certificate 保有者」です
ステイタスは以下の3種類あります
  • USCPA試験合格者
  • Inactiveライセンス(Certificate)保有者
  • Activeライセンス保有者

取得後はどう活かしたいかによっても変わってきます。

始めたい、始めると決めたら
  • まず出口戦略も考えましょう。

どれが皆さんにとって一番良い選択になるのか、一緒に考えていきましょう。

USCPA試験合格者

Pass gradeとも言われます。USCPA試験に合格した状態です。もちろん履歴書に記入できますので、就職、転職にはとても有利になります。

    

ご参考までに、私は科目合格も、就活の時に履歴書に記入してアピールしていました。

特に大学生の方に就職の武器にするのなら、合格だけで十分とアドバイスする方が多くいます。

学生の時点会計×英語のスキルを身につけている方は、企業側からみても、将来的なポテンシャル非常に高い候補者になります。

       

実際に希望の会社、職種で働き始めることになるかと思いますが、そこでちょっと注意したいのが、表記(肩書)は”USCPA” ”米国公認会計士”ではなく”Passed USCPA exam ””米国公認会計士試験合格者”になってしまいます。

ですので、例えば名刺などに記載するときにも試験合格者となります。(実際、名刺交換時に見たことあります)

たとてぃ
たとてぃ

国際会計事務所で見たことあるよ

  • 試験合格者のステイタスでステップアップの転職できますし、活躍できます!

将来を少し考えた時、やはり”USCPA試験合格者”ではなく”USCPA”として仕事をしたいと思うようになるかもしれませんし、名刺や履歴書にも”USCPA”と記載したいと思うかもしれません。

実際、私が感じる事ですが、名刺にUSCPA(米国公認会計士)と書いてあると、多くを語らなくても、

  • 一定の会計、ビジネス知識は持っている
  • 専門家
  • 英語もできる
  • 海外経験もきっとある
  • すごい人かも

勝手に想像されます。(しかし、相手もUSCPAの場合には、もちろん普通です。)

合格者のステイタスでキャリアアップはもちろん可能ですが、将来的に、特に会計、監査業務を目指す場合、あとからlicense取得(ワシントン州に合格実績をtransfer)も計画しておいたほうがいいと思います。

  • 特に監査法人ではライセンス取得を奨励されます。(あとからとるように言われてしまう
たとてぃ
たとてぃ

もちろん監査業務に携われるよ。ライセンス取得も将来の選択肢に入れておこう

  • どのステイタスでも監査法人・事業会社で希望の仕事就くことは可能です!

 ≫USCPAが絶対登録すべきエージェント【MS-JAPAN】転職成功事例で紹介された私が語ります

  

     

USCPA Inactive License 保有者 (Certificate 保有者)

私はUSCPA Certificateのステイタスになります。(CPAと表記するには、州のある条件が付きますが)

通常はLicenseをもって州の会計士委員会に登録されますが、合格後、Ethicsの試験に合格をすれば登録することができました。

昔は、多くの州がTwo-Tier State(CPA Licenseとcertificateは”2段階”と考える州)でした。第一段階:試験に合格後Certificateを発行。第二段階:その後1年程度経験積んだらLisence発行。つまり実務経験なしで”自分はUSCPA”と名乗れて、license 保有者とCertificate保有者が全く同等として扱われていたようです。

たとてぃ
たとてぃ

Certificate保有者多い

この制度に疑問をいだきはじめ、ワシントン州が2002年に廃止、デラウェア州も2006年にCertificateとLicense をcombinedする one-tier stateに変更、そして多くの日本人が出願していたイリノイ州も2012年に変更し、2015年にモンタナ州もワシントン州同様、CPA certificateを廃止しました。

CPA certificateを発行している州もまだあるようですが、条件が社会保障番号や居住が条件であることが前提になってますので、日本の受験生には現実的ではありません。

現在ではグアム州がInactive Licenseを発行しており、条件つきでCPAと表記できます。

注意!
  • ライセンス申請時にはActiveライセンスと同様の要件を満たすことが必要です(150単位と会計とビジネスの単位要件)

もちろん、一番の理想はCPE(継続教育)が義務づけられ、知識を常にアップデートしていくlicense保有者だと思います。

しかし、
  • 私は、CPA inactive license/certificate十分ではないのか思っています。(日本国内で特に監査業務以外で活かす場合)

条件はつきますがCPAと名乗れますし、CPAとして事業会社や監査法人で仕事もできます。仕事の中で知識の更新もできます。

inactive licenseの更新さえしていけば、日本でも海外でもCPAとして活躍できます。

Inactive License メリット
  • 名刺に記載できるので、初対面の人に信用を与えることができる
  • 名刺交換時に、監査人(公認会計士)の方にも驚かれ、一定の知識をもち対等にやりとりできる相手とみなされる
  • 費用が安い。CPEが義務ではなく、100ドル(2022年9月現在)でライセンス更新ができる
Inactive License デメリット
  • 「Inactive」の文字がついてしまう
  •  気になる人は気になってしまう(ただし日本人の場合ですと「Inactive」と書かれていても意味がちょっとよく分からず、あまり気にされないケースも多いです)

Active Licenseがないとsignor,つまり監査報告書に署名ができないのですが、USCPAのLicenseではそもそも日本では署名者にはなれません

ずっと監査人でキャリアを築いていく方もいますが、転職する方も多くいます。

ポジションによってはそれほどCPAの知識を使用しない場合もあり、費用も時間もかかるCPEは負担になる場合があります。

Inactive Licenseは、転職などのライフイベントで状況が変わった時も、更新を継続することにより、そのまま半永久的に名乗ることができます

  • 今後の人生、半永久的にCPA(Inactive)と名乗れます。

USCPA License 保有者

CPA試験の申込の時にlicenseを取得することが基本、前提になってるようですし、やはり”CPA=License holder”が今の主流になっていますので、

目指すべき一番のステイタスであることは間違いありません。

CPEはやはり大変です。専門家として常に新しい知識、税法や会計基準など勉強を続けていかなくてはなりません。

条件なしに”CPA”と名乗れますし、また監査法人で活かしたい方の場合、

特にLicenseを持っていたほうが、絶対いいです。(私と同じ州でcertificate 保有の知人が、監査法人に入り、しばらくしてライセンスもとるように言われてしまいました。)

またCPEが義務づけられているため、常に最新の知識の状態で、真のCPA、やはり最高峰になると思います。

まとめますと、
  • 希望の仕事にはどのステイタスでも就くことができる。
  • 試験合格者の段階ではCPAとは名乗れない。
  • inactive licenseは条件付きでCPAと名乗れる。
  • inactive licenseはCPEが義務ではない、ただし更新は必要
  • License保有者は”CPA”の3文字で名乗れる。最強
  • License維持のため、州の規定にそったCPEが必須。怠れば一時停止、もっと重いペナルティになってしまう可能性。

今後のステイタスを考えて出願州を決める

貴重な時間とお金をかけて取得するUSCPAです。

まずは自分はどれを目指すのが一番いいのかを考えてから、出願州を慎重に検討しましょう。

学校に相談してみるのも一つの方法です。

無料で診断してくれるサービスもあります。説明会も随時開催されていて相談できますので、利用してみてはいかがでしょうか。

私は始めてみようと思った時に、まずは説明会に参加してみました。

短大卒で出願州が限られており、また本当にUSCPAになれるか(名乗れるのか)不安だったからです。

受験資格についてはもちろん、自分に合った出願州や、ライセンスのステイタスまで、いろいろ聞きたい事を個別にガンガン質問できたので良かったです。

始めたいと思ったら、出口戦略も重要になってきます。

目指すべきはまずは「USCPA試験合格者」です。

後から、自分の考えや状況が変わった時ライセンスも申請できるようにしておいたほうがいいと思います。

  

   

USCPA専門校はアビタス

USCPA/米国公認会計士 国際資格 アビタス

     

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