【USCPA】外資系経理・英文経理で働いてみませんか?【外資ファイナンス歴15年がすべて教えます】

USCPA
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好きな英語と簿記や会計知識を活かして外資系で働いてみたいな・・・どんなかんじなんだろう。どうやったら働くことができるのか知りたいな。

外資系でUSCPAを活かしたい!どんなポジションでどんな風に活躍できるのかな。

    

外資系経理(財務経理)で働いてみたいって思っている人、チャレンジしたい人。

絶対おすすめです。

なぜかというと、同じような仕事でも日系と比べると年収(給与)・待遇もぜんぜん違うからです。また、英語×会計日本でも海外でも通用するスキルだからです。

この記事を書いている私は

  • 外資系ファイナンス歴15年超のUSCPA(米国公認会計士)
  • これまで経験した外資系は6か国【アメリカ、フランス、イギリス、イスラエル、オランダ、インドネシア】
  • 元日系普通事務OL→未経験簿記3級からスタートして外資にキャリアチェンジ!

今回は外資系財務経理で働いてみたい人に

以下についてまとめています。

  • 外資系の財務経理について
  • 良い点・悪い点
  • 必要なスキル
  • どうやってチャレンジすべき?

まず最初に「英文経理」って見かけることありますよね。

実際のところ英文経理という仕事、職種自体は存在しなく、「英語で経理」という仕事を意味します。

ですので、外資系の財務経理で働くということになり、日系(グローバル)企業も該当する時もあります。

日系ではなくなぜ外資系なのか?

上でも少しお伝えしましたが、同じような仕事でも外資系というだけで、年収(給与)が違ってくるからです。

以前に勤めていた会社で、買収された会社で普通営業事務(毎日ほぼ定時)をやっていた人がいましたが年収約850万でした。

さらに業種によっても変わってきます。給与が高い業界だと、その業界で仕事をするだけ平均より高い年収になります。

つまり外資給与が高い業界だと、その会社の財務経理に在籍するだけ年収がかなりアップするというわけです。

関連記事はこちら↓

≫≫USCPA年収アップ1000万円は高確率で再現可能か?

≫≫転職するならどっち?外資系vs日系 外資系歴15年超によるメリット、デメリット徹底比較!

外資系経理/財務について

本社、親会社が海外になり、日本法人で勤務ですが本国の影響・コントロールを強く受けます。

会社の規模が大手か中小か、ビジネスの内容によっても経理/財務の組織が異なってきます。

外資ではジョブ型雇用でポジション/タイトルで職務が決まります。主に以下のような感じです。

スタッフレベル
  • Account Receivable(売掛金)
  • Account Payable (買掛金)
  • Cash administrator
  • Accountant
  • GL accountant (一般会計)
  • FP&A (Junior Financial Analyst) (管理会計)
スタッフ以上シニアレベル
  • Senior / Chief Accountant
  • FP&A (Senior financial analyst)
  • Manager
  • Controller
  • Director
  • CFO (最高財務責任者)

未経験の人やエントリーレベルは、アシスタントからスタートする場合もありますが、Account Receivable, Cash administrator, Account Payableの部分的な業務からスタートすることが多いです。

経験がある人はAccountant, FP&A,シニア以上のポジションになります。

簿記の知識も大事

外資系だからといって、日系企業と全く違うわけではありません。入出金に関する日常仕訳などにおいてはほぼ同じです。

SAPやOracleなどのERP(基幹システム)がグローバルで統一されていたりしますので、表記やデータなどは全て英語です。

USCPA(会計)の知識はどう活かしている?

日々の業務や月次、四半期、年次決算の時にもUSCPAでの財務会計の知識はもちろん活かせますし、一般的には米国会計基準(USGAAP)と日本の会計基準の違いで調整・コンバージェンスを行ったりする時です。

私が勤めているところでは、米国会計基準になっていて、例えば固定資産などは別途日本会計基準に合わせるように別に処理をしています。

また私の業務は、特定の業界・業種はUSGAAPで定められている基準に準拠する必要があり、日本においてもUSGAAPに基づいて業務(レビューなど)をしています。

つまり日本にいながらダイレクトにUSGAAPの知識を活かして仕事ができるということです。

上のポジションではさらに全体のレポーティングがありますので、コンバージェンスを含めUSGAAPの知識を活かすことができます。

もちろん英語も活かせます

本国や各地域(region)とのやりとりがありますので英語は必要です。

時差もありますのでメールが主になっていますが、直接やり取りもあります。私の場合、朝はUS、昼はインド、夕方からはヨーロッパのような感じです。

プロジェクトの時にはグローバルで連携

ERP移行などの大きなプロジェクト、グローバルポリシーに関するプロジェクト、米国会計基準に基づく業務のピアレビューなど、本国をトップにグローバルで連携して行う業務・プロジェクトも発生します。

英語はもちろん、会計知識・USCPAの知識フルに活かしてやっています。

  • USCPAってどんな資格?もっと知りたい!WEBパンフレットをチェックしてみよう!

良い点・悪い点

良い点
  • タイトル/ポジションで働いているので、自分の裁量で働くことができる
  • やることやってパフォーマンスあげていれば結構自由
  • 日系と比べると年収がかなり高い
  • 休みが多く、取得しやすい
悪い点
  • 終身雇用という考えはない(一度入社すれば安心安泰ではない)
  • いつも危機感を持って仕事
  • 変化が多すぎる(買収・合併が多い)

必要なスキル

まずは英語

レポートライン(上司)がそもそも海外だったりしますので、英語は必要です。

しかしどのくらい必要かは、会社のサイズや業務内容によって違ってきます。

大手は業務が細分化されていて、マネージャー以上も複数いるので担当者レベルだと使用頻度が少なかったりします。逆に中小だと、人数も少なく任される範囲も大きいので、使用する機会は増えます

同じ経理/財務でも売掛金側だと、得意先は国内が多くなるので、こちらもそれほど英語は必要なかったりします。

簿記の知識

外資系でも日本で働くなら簿記の知識はあった方がいいです。資格もできればとっておいたほうがいいです。

簿記2級は取得しておくと就職活動で有利になります。USCPAで簿記の資格もあると基本的な事もしっかり身につけているとみなされ評価もあがります。

簿記はやはり基本中の基本で、スタッフから上のポジションまで知識は使います。

参考】簿記3級は独学、2級は大原で取得しました。
  • 簿記3級はTACのテキストで学習して独学習得しました。

会計知識

外資系の場合、入門レベルの会計知識もあった方がいいです。(借方/貸方の仕訳以外の知識)

BATICご存じでしょうか?

日本商工会議所が主催する国際会計検定です。(*検定試験は2022年度で終了しました)

簿記×英語」の試験で、英語で会計用語も分かるようになります。USCPAの事前知識用としてもいいです。(検定試験は終了していても英文経理のテキストとしてもちろん使えます!)

私が受けた会社で面接試験に、BATICの問題を使っているところがありました。

USCPAを考えている方で、事前にどういうものが知りたいという人にもおすすめです。

事前に「簿記×英語」の英文経理を知っておくと外資系でも、あまり心配することなくチャレンジできます!

パソコンスキル

財務/経理では、SAP、OracleなどのERP(基幹システム)とエクセル(中級かそれ以上)のスキルが必要です。

ERPについては、使いながら覚えていけますので、経験必須になっていない限りは使用経験がなくても大丈夫です。

エクセルは一般的な関数やピボットテーブルができればだいたい大丈夫です。後は業務に必要なものを覚えていきましょう。

ワードやパワーポイントはあまり使いません。

FP&Aやマネージャー以上では、経営層にプレゼンテーションしたりする機会もあるのでパワーポイントのスキルはあったほうがいいです。

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どうすれば外資系で働ける?

外資系は日系のように新卒一括採用はなく、欠員補充が多いので(もちろんビジネス拡大による増員もある)転職エージェント経由での就職が最も多く一般的です。

詳細は下記記事を参考↓

≫≫ 【転職考えている人必見!】8回転職経験者による成功に導くための秘訣&アドバイス【実はこれがかなり使えます】

経験者向けの求人が多いですが、初心者や経験があまりない人向けのエントリーレベルの求人もあります。

また、派遣社員からスタートするという方法もあります。

私も最初は派遣社員で働いていました。外資系は日系と比べて差別はなく、任せてもらえますので経験にもなり、またそのまま社員になるチャンス(声をかけられること)も結構あります。

実際に大手外資企業には派遣社員から社員になったという人が多くいます。

大手に登録しておけばOK
  • パソナ
  • パーソルテンプスタッフ
  • アデコ

※外資系経理は派遣会社では「英文経理」と紹介されていることが殆どです。

英語履歴書作成におすすめの本

応募するのに必ず必要になるのが英文履歴書です。

私は実際にこの本をもとにレジュメを再作成しました。フォーマットはもちろん、

  • 職歴の多い人(転職回数が多い)のレジュメ
  • キャリアを変えたい人のレジュメ
  • ブランクのある人のまとめ方
  • フリーランス・コンサルタント向けレジュメ
  • 大学院用のレジュメ
  • 様々な職種・業種のレジュメ

の書き方、カバーレターについても書かれています。外資系・海外向けに一冊あるといい本です。

キャリアを変え、転職回数が多い私は大変参考になりました。

まとめ

以上、私の経験にもとづき、お伝えしました。

今は日系企業でも終身雇用は難しくなってきています。外資系だと日本にいながら海外の会社で働くことができます。

また、会社内グローバルでポジションの公募もあり、日本だけではなく、本国や他のリージョンでも働けるチャンスがあります。

海外でも働けるスキルや経験を身に着けて、現地でも活躍したいですよね。

私も初心者エントリーレベルからスタートし、簿記3級から始めて、現在はUSCPA×外資系です。

外資系で自分の付加価値を高めながら将来につながるキャリアを築いてみませんか?

       

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20代で既に2回転職、これまで8回転職経験し個人・法人含めやりとりした転職エージェントは約50社になります。そんな私の転職経験からどのように、どんな方法で進めていけば成功するのかについてお伝えしています。履歴書&面接についてもアドバイスあります。
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