たくさんの会社組織がありますが、なかには残念ながらいわゆる”ブラック”に近い会社も存在するのも事実です。
その結果、観察眼や直感が働き、この会社はまともなのか、問題があるのかについて、数時間でわかるようになったと思います
こんなにいろんな会社経験してる人はそういないよ
また新卒で就職した会社はブラック企業でした。
についてお伝えしていきます。
結論からいいますと、ブラック企業からはすぐ逃げてください。
では早速みていきましょう。
ブラック企業かも?の兆候
挨拶がない
まずはもちろんこれ、一番のポイントです。挨拶は社会人に限らず、常識ではないでしょうか?
問題ある会社は挨拶がありません。
いつの間にか来ていて、いつの間にか帰っています。
社内で挨拶が一切なく、お互いがお互いを認識してないという感じでしょうか。
また、自分にだけ挨拶をしない、無視をするという上司がいました。
挨拶は基本です。これができてない会社は平均以下です。
態度が悪い、従業員同士仲が非常に悪い
問題ある会社は、態度が悪い従業員が多いです。
社内や外部に対してもそうです。また従業員同士も本当に仲が悪く、殺伐としています。
人間関係が最悪なので毎日苦痛です。
最終出勤日を逆算してカウントダウンしていたよ
人が信用できない
信用できない上司、同僚が多いです。
相談もできないってことですね、話がきっと筒抜けになるだろうし。
こうなると、だんだん追い詰められていく場合もあります。
仮に相談できる人が一人いたとしても、他の99%が信用できない人なので、続けての就業は難しいことが多いですね。
社内が雑然としている、整理整頓されていない、ファイリングがされていない
これは何となく想像つきますよね。問題ある会社は雑然としています。整理整頓されていません。
またファイリングもめちゃくちゃで、どこに何があるか分からない状態で、経理だと過去の書類を見ようと思ってもどこになにがあるか分からない状態です。
同じくパソコン内のファイルも同様です。
結構悲惨
フォルダがいっぱいあって同じファイルがたくさんあったり、これまでのたくさんの前任者のフォルダが、山のようにあり、わけがわからない状態になっています。
会社で使用しているシステムが古い、パフォーマンスに問題があり信頼性がない
あまりメジャーではないシステムを使用している会社も多いです。それでもちゃんと機能していればよいのですが、そうでない場合、本当に注意が必要です。
同じ条件で抽出した会計レポートが、一回目と二回目で結果が違う、前月残高と当月期首残高が一致しないなど、いくら非上場といってもそんなシステムを使い、信頼性のない財務諸表を作成するというのは、大きな問題というか欠陥です。
終わってるとしか言いようがない
問題のある会社は問題のあるシステムを個々の部署で使い、ぐちゃぐちゃになっている可能性あります。
人の入れ替わりが激しすぎる
結局、問題ある会社は人が定着しません。一か月で辞める人、または逃げる人もいます。
以前にいた会社では行方不明になった社員もいました。
当然引継ぎなんてありません。めちゃくちゃがどんどんめちゃくちゃになっていきます。
その結果ルールやポリシーもなくやりたい放題
問題のある会社で、問題のある人達が好き勝手にやってる状態です。本当にこんなかんじでビジネスが成り立ってるというのも不思議です。
ブラック企業にいたちょっと気を付けたい人
社内に盗聴器をしかけている社長
これは、実証ができませんでしたが、98%の確率で、まず間違いないとみんなで話していました。離れた個室にいるはずの社長が、何故か話を知っているのです、妙にタイミングが良すぎるのです。
例えば、みんなで話しているとき、突然横から、話に加わってきて、その割には話の全てを知っている。または、ファイルを探していて、あ、きっと社長室に置いてあるよねって話していたら、すぐにファイルを持ってやってきたりとか。
みんなで探したのですけど、結局盗聴器は見つからなかったです。(そんなすぐにわかる場所には仕掛けないですよね)気持ち悪いですよね。
変な会社には変な人もいる。注意!!!
都合が悪くなると日本語が分からなくなるアメリカ人上司
普段は日本語でぜんぜん問題ないのに、都合が悪くなると” I do not know”の繰り返し。
しかし私が辞めると言い出したら、「あなたはやればできる思います、頑張りましょう」と日本語で。
結局この上司は、みんなが忙しく大変なときに、ゴルフなど遊んでいたことが発覚して、みんな辞めていったそうです。
新卒一年目で経験したブラック企業(日系)
新卒で入社した会社がまさかのブラックでした。
当時はブラック会社という言葉はなかったのですが、とにかくひどくて、一年たたないうちに辞めました。
その会社の特徴をお話します。
労働時間が長すぎる
定時に帰ったのは入社日だけでしょうか。
一応規定では9:00から17:30となっていました。
しかし、支社長が朝8時にくるので、みんな8時前には出社です。そして帰りはこの支社長が帰るまでは帰れません。
常に最低12時間労働は当たり前でした。
しかし残業代はなくすべてサービス残業
給与は大卒、短大卒、高卒と学歴で初任給が違っており、安い月々の固定給のみで残業代は一円も払われたことはないです。
就業規則なんて見る暇もなかったですが、残業代なんてそもそもなかったのですね、きっと。
本当の社畜だった。
平日は強制社内飲み会、週末は社内行事
週末も社内ソフトボール大会だの、バーベキューだの、強制参加させられます。(参加しないと何言われるかわかりません)
また飲み会の強制参加は、結構な頻度でありました。一気飲みだけではなく、焼きそばの早食い競争とか、もう苦痛以外の何ものでもなかったです。
そして恐怖の社員旅行
もちろん土日で強制参加です。
しかも新入社員は一発芸と出し物を披露しなくてはなりません。
そして宴会は上司のセクハラ全開です。気に入っている女性社員を隣に強制的に座らせ、お酌をさせる。
もう最悪です。
平日も休日も拘束されて、洗脳されていくかんじでした。
有給は絶対NG
有給は論外で、風邪をひいた時も、電話したら、「気合いで治して出社しろ」と切られました。
天下りの60才の社員が有給を一日申請したら、「こういうのは困るんですよ」と言われていました。
会社の仕事、イベントで社員に自腹を切らせる
会社で企画したイベントがあり、そのチケットをとにかく売ってこいと命令されました。高校時代の友達にも頼み込んで買ってもらったことがあります。
先輩社員は自腹を切っていました。
ほんとひどいです。私はたまたま、営業していたら、たくさん買ってくれるお客様がいて、自分で買うことはなかったですが、毎日地獄でした。
体育会系で、朝は毎日気合の朝礼
毎朝8時に朝礼がありました。
親切、丁寧、日本一、何がなんでも売り上げ達成、○○支社日本一を目指して、今日も頑張るぞと大声でみんなで言います。
元気がなくてもから元気!とか、もうありえませんでした。すぐに気合が足りない、根性がないと言われます。
また三分間スピーチがあり、強制的に順番で回ってきて、全員の前で何かしゃべらないといけませんでした。
健康診断もなし
健康を害している社員も結構いまして、みんなやせ細っていました。
ブラック経験からみる問題点
長時間労働は労働基準法違反
原則は1日8時間、一週間で40時間となっています。これを超える場合には割増賃金を払うことが必要となっています。
私の在籍していたブラック会社は基本給だけで、残業代はなくすべてサービス残業でした。
また週末にイベントで出勤したとしても振替休暇などはなかったです。
私は今、外資系で勤務していますが、日本企業でどうかと思うのは、上司がいると帰りずらい、ダラダラとみんなで残業など、
長時間労働を美徳、当たり前のように考えているところも、まだまだ多いという点です。
今では国でも長時間労働の是正に向けて取り組んでいます。実態を外部の機関に報告しましょう。
健康診断がない(労働安全衛生法違反)
会社が社員に対して、健康診断を実施することは、労働安全衛生法で義務付けられています。会社規模に問わず、毎年一回必ず実施しなければなりません。
これに違反すると会社は50万以下の罰金になります。
また50人以上の事業所の場合には健康診断の結果を労働基準監督署へ報告する義務があります。
すぐになんの根拠もない、根性論を持ち出す
何かというと、お前は根性が足りない、仕事ができないのは根性がないととにかく、なんでも根性論で片付けようとします。
体育会系の会社は注意が必要です。
ブラック企業の対処法
私は、11か月で辞めました。
意外だったのは、辞めたいって申し出たら、はいどうぞって辞めさせてくれたことです。
おそらく、絶対に辞めさせてくれないか、すぐに首を切るかの二つに分かれると思います。
当時はバリバリの終身雇用の世の中でしたので、さんざんののしられました。「お前は社会の敗北者」とか。
ブラック企業に入社してしまった場合
上記の特徴に該当する場合には、ほぼ100%ブラック企業です。
さっさと見切り、逃げることをおすすめします。あなたにとって何のメリットも価値もありません。それどころか、精神を病んでしまう可能性もあります。
試用期間で逃げ出す事を考えましょう。試用期間であれば、辞めることはそう難しくはないはずです。
ある程度勤めてしまった場合
もし、ブラックなのが、特定の部署だけであったり、相談できる人がいるのなら、相談してみてみましょう。人事部がまともに機能しているのなら、改善できるように話してみるのも方法です。
しかし、ブラック企業は会社全体でブラックな事が多いです。最初はまともであった人もだんだん洗脳されていきます。
私も先輩に相談しましたが、その時は親身に話を聞いてくれ、味方になってくれるのですが、次の日は全くの別人でブラック会社人間で、信用できませんでした。
ブラック会社にいても、学ぶことも、キャリアも、何一つ得るものはありません。
今後のあなたの人生にプラスになるものは何一つないです。
人間扱いされず、根性論だけでなんでも片付けようとする。
今でもこんな会社があるのかと思うとほんと残念です。淘汰されて無くなってほしいと思います。
なかなかやめさせてくれない、自分から退職の意思表示するのが怖い、というのでしたら、今は退職代行サービスもあります。
多少は費用がかかるかもしれませんが、それでも早く縁を切ったほうがいいです。
まとめ
世の中にはたくさんの会社があり、もちろん良い会社もたくさんあります。
しかしブラック企業とメディアに取り上げられ、問題になってる会社もありますし、知らないところでいろいろな問題のある会社が存在しているのも事実です。
しかし、限られた時間や2,3回程度の面接ではなかなか、見抜くのも難しかったりします。
しかし問題のある企業は絶対どこかに兆候があるはずです。特に面接の時にはしっかり五感をフル活用することが大事です。第六感ももちろん大事です。
直感も判断をする際の非常に重要なポイントになります。
もし万が一、ブラック企業のような問題のある会社に当たってしまった場合は、さっさと転職活動開始して、できれば試用期間中にやめることをおすすめします。
どのエージェントも登録は5分程度で完了します。一度登録してしまえば、あとはいろいろ案件の紹介がきますのでチェックするだけです。
詳しくは下記を参考
※エージェントは複数登録しておくことをおすすめします。私も複数登録しています。
※求人案件は非公開案件と公開案件の二つありますが、優良な案件は圧倒的にエージェント経由の非公開案件になります。
→非公開案件は企業がお金をかけて優秀な人材を確保したい。ミスマッチを防げる。
→公開案件(エージェント経由ではない)は採用にお金をかけたくない企業。ホワイト企業ではない可能性もある。誰でも自由に応募できるため、余計な時間と手間がかかり、企業側と応募者側どちらにもデメリット。
※焦ることはありません。じっくり考えて、良さそうだと思ったら、多少経験が不足してたりする場合でも応募してみることをおすすめします。私も経験不足でも他を考慮してもらえて採用にいたったり、また自分のために新しいポジションを用意してくれた企業もあります。
※実際に紹介を受けて、応募して、面接で話を聞く、このプロセスの中で、本当に自分と合っているかどうかは、慎重に判断してください。
※万が一の場合に最低1~3か月くらい生活できる程度の貯金はできればしておいたほうがいいです。生活費を心配しないで辞めれます。また手に職を付けることも可能です。
ブラック会社で、充実とした人生を送っている人、キャリアを築いている人は見たことがありません。
みんなやつれて、顔色悪く、それでもそこにしかしがみつくことしかできないような人たちばかりでした。
そうなる前に、早く人生、再スタートさせましょう!
大丈夫です。私も新卒でつまづきましたが、次に転職した会社では楽しく5年近く勤めることができました。
そして、おかげでいろいろチャレンジできて、時が流れ、今は米国公認会計士にもなり、外資系で勤めています。あの時のブラック企業時代からは想像もつきません。
脱出した先には、新しい世界が待っています。