【USCPA 難易度】本当に簡単なのか「ある100人のUSCPA村」で考察してみる

USCPA
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USCPAの事を簡単っていう人がいるんだけど。

簡単ではないと思うな。。。だってアメリカの公認会計士でしょ。

USCPAを始めたいと考えてる人にとっては、難易度は非常に気になるトピックです。

簡単という声も聞こえてきます。

たとてぃ
たとてぃ

どっちなのか?

あきらめなければ受かる試験とも言われています。

結論から言いますと、世間一般的な「簡単」というレベルではないと思っています。

私もそれなりに時間かかりました。
  • 実際私も科目合格が失効してしまい、大変でしたが、最終的に全科目完全合格しました。
本記事は以下の項目についてまとめています。

  • 実際の日本人の合格率(100人のUSCPA村)
  • 周囲の合格まで要した期間
  • 簡単と思われてしまう理由
  • USCPA学校のキャッチコピーについて
  • 結論

本当に簡単なのか、今回は私がUSCPA受験生だったころに少し話題になった記事について、まずはご紹介していきたいと思います。

少し残念な真実「100人のUSCPA村」

あるところに100人の日本人USCPA村がありました。そのうち50人の村人が本試験を目指します。
この時点ですでに半分になってしまいました。
本試験を目指した50人うち30人が1科目合格できました。
さらに2科目合格できたのはそのうち20人、3科目合格は10人、
どんどん人数が減っていき、結局最後に4科目完全合格したのは、たった6人なのでした。

つまり、USCPAを始める人は多いが、途中であきらめてしまう人も多く、実際に本試験に行くのはそのうち約半分で、

最終的に日本人の全科目合格者は約10%前後ということです。

ちょっと極端かもしれませんが、自分が見てきたこと、体験してきたこと含め、これ結構あたっていると思います。

科目合格されても、失効してあきらめてしまう方も見てきました。

たとてぃ
たとてぃ

失効したクレジットを取り戻すのは大変だった

私も一科目失効してしまい、再度受験しました。ゼロからではないですが、またやり直しというのは精神的にも少しきつかったです。

受験資格を得るのも大変

また受験資格を得るのも大変です。

誰でもすぐに受けれる試験ではありません。

たとてぃ
たとてぃ

本試験の前にあきらめる人も少なくない

学位要件,単位要件を満たす必要があり、特に単位要件については、日本の大学を卒業されている方のほとんどが、追加で取得しています。

この単位取得もUSCPA学校で提携しているアメリカの大学で単位認定試験を受けることになります。

つまり受験資格を得るために、出願州の単位要件(会計、ビジネス)を満たすために、学校へ行く方がほとんどです。

     

自分の周囲の合格者の、合格まで要した期間

     

海外MBAホルダー:6か月、日本の公認会計士:8か月、日本の有名大学卒業:2~3年

上記が学校のクラスメイト、CPAの集まりで知り合った方や同僚など、実際の合格まで要した期間になります。10年かけて取得したアメリカ人もいます。 

たとてぃ
たとてぃ

人それぞれだよ。

  • なんだか難しそうだけど、USCPAもっと知りたい!WEBパンフレットでちょっとチェックしてみよう!

それなりの難易度があるのに、どうして簡単という意見があるのか?

始めようと思った入口から、なんか難しそうって思いませんか?USCPAって。

日本で日本語で情報も限られていたり、試験も英語だし。簡単には思えないですよね。

簡単と思われてしまう理由について

いつでも受験が可能

少し前までは一年が4つのWindowに分かれており、年に4回まで受験が可能でした。

現在はいつでも受験が可能になりました。(試験結果が分かるまでは申込できないので、年に5~6回程度になると思います)

たとてぃ
たとてぃ

いつでもって気軽な感じがするのかな

日本の資格で年に一回だけの試験と比べますと、落ちてもすぐに受験可能、何回でも気軽に受けられるということで、気持ちの面から簡単と思われてしまう理由があるかと思います。

深い知識というよりは、どちらかというと広く浅い知識が問われる傾向

USCPAは、日本の公認会計士と違い、知識はどちらかというと、広く浅く問われる傾向にあります。

「広く浅く」って言われると、なんだか、簡単なイメージがわきますよね。

ところが、出題範囲は本当に広く、一番ボリュームの多いFAR(財務会計)で、挫折しそうになります。

実際私がこのFARを学校で受講した例をあげますと、(入門はとっていません)

Financial Reporting 1:1コマ三時間の講義×10回

Financial Reporting 2:1コマ三時間の講義×17回

Advanced Accounting : 1コマ三時間の講義×6回

Gorverment/Not for profit acoounting : 1コマ三時間の講義×6回

合計 117時間です。(学校の講義に参加/視聴時間だけです)

たとてぃ
たとてぃ

FARはほんとすごかった。。。

REG(諸法規)は税法だけかと思いきや、ビジネスローまで試験範囲です。BEC(ビジネス概念)に関しては「詰め合わせギフト」のように、ITや経済、管理会計、ファイナンス理論など盛りだくさんです。

正直、このボリュームだけで挫折を考えてしまう方も少なくありません。

実際、学校に通っていて、FARが終わって後期に入るころには、最初にぎわっていたクラスも、人が次第に減って、半分少しくらいになっていました。

仕事と両立して取得している人も多い

USCPAの特徴として、仕事と両立してチャレンジされる方が多いです。(日本の公認会計士ではほとんど聞いたことはありません)

ですので、「あ、仕事と両立してもとれるくらいの資格なんだ」って思ってしまう、思われる方がたまにいます。

たとてぃ
たとてぃ

何も知らないくせに簡単って言わないでって思う

これはすごく大きな勘違いで、USCPAは今の経験にプラスしてさらにキャリアアップ、ライフチェンジしたいから、仕事も頑張りながらUSCPAもとりたいっていうことなんですね。

日本の公認会計士はどちらかというと、学生時代の時間に余裕あるときに取得して、卒業後、合格後はそのまま監査法人に入所という方も多いのではないでしょうか。

ここがUSCPAと大きく違う点です。

USCPAはもちろんBig4など監査法人で活かされる方も多くいますが、USCPAの場合、外資系の様々なハイクラスポジション、FAS、日系グローバル企業、海外で活かすなど、その活躍は本当に多岐にわたります。

 ≫USCPAが絶対登録すべきエージェント【MS-JAPAN】転職成功事例で紹介された私が語ります

さらなるハイクラスを目指して、すでにキャリアのある多忙なビジネスパーソンが、忙しい仕事の合間の時間を捻出して、1000時間~8000時間(合格までの時間は人によりけり)かけて取得します。

簡単と言っている方に対して、お仕事が終わったあとの、「なにかやってみたいお稽古事レベル」ではないことをお伝えしておきたいと思います。

簡単と言っている人のバックグラウンドが海外MBA, 会計大学院卒

簡単と言っている方に、話を聞くと、海外MBA, 会計大学院卒であることもしばしばあります。

何回でもチャレンジできるCPAと違って、海外の大学院卒業はもっと難しいです。

ちなみにUSでは、CPAを受験する人たちは、そもそもMBA, 会計大学院卒や会計事務所勤務などが多く、日本とは違います。

なので当然USでは合格率も高いですし、半年~1年で合格されます。こういった方たちから見ますとUSCPA試験はそれほど難しくはないのでしょう。

≫≫ 【失敗しない社会人留学】純ジャパOL→USCPAによる成功させるためのアドバイス7つ】

独特な採点方法

日本の試験は、素点方式(単純に正解、不正解の数で決定される)が多いかと思います。

USCPA試験は、間違えてばかりいると問題が簡単になり、正解率が高いと問題の難易度が上がります。(項目応答理論)

またScaled scoreと呼ばれ、最後にいろいろな観点から考慮され、スコアに調整が入ります。

つまり何問あっていたかではなく、難易度はどの程度の問題を正答したか、間違えたのか、また、正答していたとしても、この受験生の学力レベルから、この問題を正答できるとは考えられない、まぐれ当たりだろうとされ、不正解とみなされる場合もあるということです。

ですので、試験の手ごたえと結果が一致しないことが多いです。私の場合は特にそうでした。

たとてぃ
たとてぃ

受かったと思ったら落ちてて、落ちたと思ったら受かってた

(USCPA試験は非常によくできていると、私は思っていて、少しでも苦手分野や、やり残しがあると、絶対に合格できません。)

この日本にはない複雑で独特な採点方式も、よくわからなくて、簡単そうな感じと言われている可能性もあるのかと思っています。

18か月有効期限付きの科目合格

簡単ではないと考える理由の一つに、有効期限付きの科目合格があります。

そして受験生の間で、科目合格は時限爆弾と言われてました。

もし科目合格が永久だったら、もっと多くの全科目合格者が輩出されているでしょう。

実際、せっかく科目合格したのに失効して断念してしまった方をみてきました。

たとてぃ
たとてぃ

科目合格であきらめてる人も意外と多かった。

2科目合格していた方が、2科目同時に合格が失効してしまい、「とてもじゃないけど、今からFARとAUDをやり直すのはもう絶対無理」と言ってあきらめてしまいました。

私自身もREGが失効してしまい、再受験しました。最新の数値や税法も確認しつつ、以前に使っていた問題集をやりなおし、それなりに大変でした。

現在はいつでも受験が可能になりましたが、前はテストウィンドウがあり年4回しか受験ができず、かなりプレッシャーでした。

    

USCPA学校のキャッチコピーについて

  • 「一年で合格が可能です」は次に続く文章「しかしそれ以上の可能性もあります」が省略されている。

一人ひとり、バックグラウンドは異なります。参考程度に受け止めておきましょう。

  • 公表している50%前後の高い合格率はアメリカの合格率で日本のものではない

AICPAが公表している最新2022年Q1,Q2のcumulative合格率は、

  • AUD: 47.87%
  • BEC: 59.54%
  • FAR: 45.30%
  • REG: 60.70%

となっています。皆さんはこちらを目にしたことがあるのではないでしょうか?

これはアメリカでの合格率です。

じゃあ英語の問題なのね、と思った人は注意です。日本と違い、CPAはアメリカではビジネス、会計学専攻、大学院卒の方、または会計事務所で働いている人が主な受験者です。

つまり、すでに十分なバックグラウンドがある人の合格率です。これに惑わされないように注意が必要です。

  • USCPA学校は、私たちに可能性の扉を開いてくれている

私は、最初、某老舗USCPA学校から、学歴もキャリアもない人が目指す資格ではないと門前払いされました。しかし他の学校で、短大卒でも受験が可能、初期費用に120万も必要がないことを知り、

会計知識、英語力がなくてもスタートできると言われチャレンジしました。

たとてぃ
たとてぃ

やっぱり合格できたのは学校のおかげでもあるよ

確かにまどわされるな、騙されるなと言われていますが、私は、少しだまされて?チャレンジして偏差値35無名短大卒でも合格することができました。

≫ 偏差値35無名短大卒がUSCPAになれた理由

結論。始める前から簡単な試験と決めつけてしまわないこと。

始めたいと思っている方は、最初から”簡単な試験”とは思わないほうがいいです。そして、合格自体は不可能ではなく、”あきらめなければ受かる試験”で、

  • 一科目でも合格できる人は全科目合格できる力がある と言われています。

また1科目の日本人の合格率は平均30%から40%と言われており、科目合格は決して到達不可能ではありません。

ご自身のバックグラウンド(大学での専攻、現在の仕事内容、つまり会計知識レベル、英語レベル)と合わせて判断されるといいと思います。

今回は以上になります。難易度について、私の経験や周囲の合格者の体験に基づいてお伝えしました。

   

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