学校は受講料が結構高いな!独学で何とか取得できないのかなあ。
その気持ちよくわかります。できることならテキスト代だけで合格したいですよね。
学校は50万以上かかるからね
- 独学で問題がない人
- 独学のデメリット
- ハイブリッド独学
- 学校を賢く利用し最短合格しよう
ですので、独学そのものを否定はしません。
ただし、下記の「独学で問題がない人」の条件に当てはまっている事が重要になります。早速みていきましょう。
この記事を読めば、独学が可能かどうか判断の参考になります。
まず最初に、「独学で問題ない人」
単位要件(ビジネス、会計)を満たしている(アメリカの大学、大学院を卒業している、または日本の大学,大学院卒業)
まずは何といってもこれです。単位要件を満たしている方は独学で取得できる可能性かなり高いです。
アメリカの大学卒業の場合、学歴審査の必要がありません。会計、ビジネスが専攻であれば、学位、単位要件を満たしている可能性大です。
ちなみに、学位要件については、日本で高校、短大、大学をご卒業されているのであれば満たすことができます。
これが独学を阻む最大の理由
すでにある程度のバックグラウンド、会計知識がある
独学の場合、基本的に洋書テキストで自分で勉強をすすめていくことになるかと思います。
英語で論点を理解できる英語力が必要です。
始める前からある程度の英語×会計知識が必要
もちろん、上手に要点がまとまっていたりはしますが、英語でのインプットになるため、日本のUSCPA学校のテキストとはかなり違います。
何かあっても自分で英語で解決できる、英語で情報を集められる
私は過去に、インターネットでの受験申込がうまくいかず、真夜中にNASBAに電話して、直接試験を申し込んだことや、キャンセルしたのにすぐに申し込めなく、問い合わせたことがあります。
Nashvilleと時差があるからね
独学の場合ですと、まず受験にあたっての情報を自分で集める必要があります。(出願州の会計士委員会やNASBAのウェブサイトから最新の情報を入手することになります。)
受験要件は変更になることあるから、必ず自分で確認
上記に全て該当しない場合、 独学はデメリットの方が多い
受験要件(単位要件)を満たすのが非常に大変
日本の大学を卒業の場合、ビジネス、会計単位が不足するケースが多いです。これを自分でどうにかしようとする場合、自分でアメリカの大学で不足している単位を取得しなければなりません。
商学部出身の人は必要取得単位少なかったよ
例えばペンシルべニア州立大学を例にとると、オンラインで1単位ごとに500ドル近くかかるようですし、またこの単位を取得するのに、それなりの勉強が必要になり、宿題も出される、クラスでのグループディスカッションもあったり、まさに本当の大学生活さながらとなります。
仕事と両立して、USCPAの試験勉強もありますし、負担になってしまうでしょう。
日本のUSCPA学校ですとアメリカの大学と提携しているので、比較的簡単に日本で2万円前後で受験できます。
これがやっぱり一番大きいよね。
また、学校側から大学側に直接審査機関に成績証明を送ってくれるように依頼もしてくれます。
- USCPAを目指すならアビタス。 (616,300円15単位込み 815,800円40単位込み)
- 米国公認会計士【資格の大原】 (web 499,400円通学521,400円24単位込み)
TACだったので受験の時に支払ってた
また、学校のカリキュラムで今勉強している内容と対応している単位を取得できるので、受験勉強と並行して進められ、理解も深まり効率がいいです。
単位をとるのに、宿題はもちろんないですし、学校の講義をある程度理解して、過去の問題もチェックして認定試験にのぞめば、たいていの場合問題なく単位が取得できます。
受験に関するサポートがない(自分で調べて手配していく)
もし、日本の大学を卒業の場合には指定された機関(NASBA international Evaluation Service, Foreign Academic Credentials Serviceなど)で学歴審査が必要です。
出願までの手続きを全部自分でやることになります。
大事な事を見落とさないようにしないと。。。
注)ただし、合格後のライセンスサポートは独学でも受けられる
ProActiveでは受講生以外の方にもライセンスサポートサービスをやっています。(受講生は30,000円)実際、周りの独学で取得された方が利用していました。
基本、一人で勉強を続けていくことになる
学校の場合は、特に通学コースはスタートが一緒になりますので、勉強仲間が比較的作りやすく、モチベーションアップになります。
また、独自のカリキュラムがあるので、それに沿って勉強をしていくので、一人で何から始めたらいいか、どんなふうに進めていけばいいかあまり考える必要はありません。
始めは分からないから、助かるのよね
しかし独学の場合ですと、出題範囲も情報も自分で、AICPAから公表されているBlueprintsなどをチェックし調べることになります。
基本は洋書テキストで自分で計画して勉強を進めていくことになります。
初学者にはちょっと難しい部分も
もちろんUSCPA学校のテキストがオークションで売られていたりもしますので、それを利用する方法もあります。(利用した方がいいです)
結果、独学は全てにおいて効率が悪くなってしまう
全部自分で調べて一からやっていかなくてはいけないので、労力もかかります。
時間が比較的とれる人にはいいかも
また洋書テキストでの勉強は、価格は安いですが、初心者には効率が悪く、最初からはおすすめできないです。
ハイブリッド独学経験
なぜ偏差値35学歴がない私が、半分独学で合格ができたかというと、その時点で上記の「独学で問題ない人」の
- 受験要件を満たしている
- ある程度のバックグラウンド、会計知識
- 何かあっても自分で英語で解決できる
をクリアできていたからです。(クリアせざるを得なかった)
BEC独学
BECは完全に独学でWiley, Gleim, Becker, Bisk (現在はなくなっています。昔プロアクティブがBiskを使っていました)を使用しました。
考古学専攻で、全てにおいて知識がなかったので(経済、ファイナンス理論、ITなど)市販の本を読んだりして基本の基本から勉強しました。
おかげで理解は深めることができました。しかし時間がかなりかかりました。
BECはバックグラウンドない人には強敵
Beckerは最初の頃だけで、Wileyを中心にやっていて、後半はGleimをやっていました。
BECでとても役にたった本は「道具としてのファイナンス」です。
合格者の方が合格体験記で取り上げていて、買ってみたのですが、これがなかったらBECは合格は難しかったかもしれません。ベストセラーになっていて改訂版もでているようです。
ファイナンス全般について、ご自身の体験も交えながら、初心者でも分かりやすいように説明してくれています。
AUD独学
AUDは、「新米国公認会計士試験 重点解説シリーズ」、Wiley,Gleim, Beckerを使用しました。
「新米国公認会計士試験 重点解説シリーズ」は、AUD独学用にテキストを探していた時、合格者の方が絶賛していたので、思い切って買ってみました。
かなり前の本になりますが、監査の全体像やプロセス、必要な手続き、内容などがSAS(監査基準書)に沿ってまとめられており、最高の監査のテキストでした。(古い本ですが、全体像やプロセスをSASに沿って理解できます。最新情報は問題集からアップデートしていきました。)
この本が私の監査テキストだった
これをもとに、自分でもSAS(監査基準書)の原文も調べて英語のまま引用して、オリジナルのまとめノートを作りました。
これにWiley(WileyはFARとAUDに定評があります)とBeckerで間違えた問題を、問題番号と一緒に該当の論点の項目に書き足していきました。
シュミレーション対策はGleimを利用しました。このコースもとてもよく、実際の試験でも似たような問題が出題され驚きました。
(GleimはUSから直接購入になりますが、オークションや中古でも手に入ります)
CPA Review Courses – Gleim Exam Prep
二科目合格をしたあたりから、周囲をシャットダウンして自分の世界で勉強していました。かなり追い込みました。
ある程度、自分の勉強方法が確立できているので、もう引きこもり、突き進むといったかんじです。
こういったことに抵抗がない方は独学は向いていると思います。
独学、ハイブリッド独学におすすめの勉強方法(メリットは費用が抑えられる)
Beckerコース、または単科生(勉強したい科目のみ)で勉強する
TACが提供しているコースになります。BeckerはアメリカではCPA受験のバイブル的な存在で使用している人が多く、質、量は一番いいと思いました。(要領よく受かってやるぞというかんじがしました)。
注)私は4社の洋書テキスト使用経験者です。(Becker, Wiley, Gleim, Bisk)
Beckerのオンラインの問題を紙ベースにおとしてある、「実践トレーニング集」があるので、これはとても便利です。切り離しも簡単にできますし、書き込みもできます。
オンラインだけだと不便な時もありますよね。紙ベースだと、全体像もつかみやすく、大変便利です。
Beckers社のテキストも使用して学習し、直前対策や、サポートもあるので安心して進められます。
ちなみにBeckerはTop five best CPA Exam Review Courses & Study Materials 2022で、Best overall CPA courseで一位になっています。
資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講
また科目単位で受講もできるようなので、例えば監査がどうしても苦手で難しいという場合には、監査だけの単科で勉強することも可能です。
洋書テキストで勉強し、必要に応じて日本のテキストをオークションで入手する
Wileyを使用されている独学の方多かったです。私も使用しました。科目200ドル前後くらいで購入できます。4科目を揃えて、足りない部分は日本のテキストをオークションで購入するといいと思います。(最新版でなくても大丈夫です)
日本ではWileyがアマゾンで購入できます。FARとAUDに定評があり、私も活用しました。
Wileyは一番オーソドックス
結論、「独学で問題がない人」以外の方には独学はおすすめしません。
独学は学歴、単位要件を満たす十分なバックグラウンドがあり、英語も問題がなく、基本洋書テキストだけで合格を目指せる方にしか勧められません。
合格が遠くなってしまう
学校を利用し、効率よく受験資格を得て、本試験に備え、最短合格を目指そう!
上記の項目に該当する方は、学校で勉強することを強くお勧めします。
効率よく学習がすすめられ、受験準備手続もサポートを受けながらできて、これが一番の近道です。
USCPAはコストパフォーマンスが抜群に良い資格です。
早く合格して、一日も早くライフチェンジしましょう!
≫≫ 【失敗しない社会人留学】純ジャパOL→USCPAによる成功させるためのアドバイス7つ】
USCPA専門校はアビタス
*マイナビのプロモーションを含みます。