独学を考えているけど、洋書テキストはどれがいいのかな?どんな感じが知りたいな。
学校のテキストだけでなく洋書問題集も補強としてちょっと使いたいな。
本記事ではそんな洋書テキスト(問題集)が気になっている方に、各テキストの特徴と活用方法の例をお伝えしたいと思います。
またハイブリッド独学者でBEC、AUDは3~4社の洋書テキストを使用し合格しました。
早速、Wiley, Becker, Gleimの特徴と活用方法をみていきましょう!
独学者は特に必見!洋書テキストの特徴(Wiley, Becker, Gleim)
Wiley
標準的で万人向けなテキストです。特にFAR,AUDに定評があります。また、独学で合格を目指している方はWileyを使用されている方が多かったです。
*気になるところは、重箱の隅をつつくような時もあり、ほんとにここまで必要かという部分もあるというところです。
日本で手に入りやすく、Amazonで簡単に入手できます。
私は2019年度版を持っていますが、問題集は持ち歩ける薄さです。
500問収録されています。テキストは厚めです。見やすく、IFRS, USGAAPの違いも書かれています。過去のWileyテキストより良くなっています。
受験直前に本番対策としてtest bankも活用しました。
FARは1500問ぐらいのMCQ(マルチプルチョイス問題)とTBS(Task based simulation問題)が収録されてて、多少カスタマイズもできました。
私も使用した、同じく定評のあるAUDのテキスト、問題集
Becker
アメリカでもCPA受験のバイブル的な存在で使用している人が多い問題集です。
*BeckerはTop five best CPA Exam Review Courses & Study Materials 2022で、Best overall CPA courseで一位になっています。
*気になるところは、多少強引なところがある点でした。(合格するためにはちょっと強引に行きましょうみたいな感じがしました)また、これだけでいいの?というような箇所も稀にありました。
日本ではTACがBeckerとコラボしており、Beckerコースのみの受講も可能です。*他校の方234,750円、通常313,000円になります。(2022年9月現在)
オンラインの問題を紙ベースにおとしてある、「実践トレーニング集」や直前対策や、サポートもあるので安心して進められますし、直接Becker社から買うよりサービスやサポートが充実しています。
*総合本科生の場合にはBeckerコースも込みになっています。
資格の学校TAC<USCPA(米国公認会計士)>各種コース開講
Gleim
Gleimは問題と解答が同じページになっていて、答え合わせがとても効率よくラクでした。
また、テキストの説明が、すごい目からウロコのことがあり、おかげで理解が深まり助かりました。BECとAUDはGleimのおかげで合格できました。(合格体験記も依頼され、書きました)
また顧客ファーストで、カスタマーサポートの対応が素晴らしいです。
*気になるところは、ごくたまにマニアックな部分があるということです。(ここまでは、これは必要ないのではないか、という論点が稀にあったりしました)そして他のテキストと比べるとちょっと難しめかなと思いました。
GleimもGleim社から直接購入になりますが、日本でもちろんオークションや中古でも手に入ります。
CPA Review Courses – Gleim Exam Prep
洋書問題集(テキスト)の実際活用例
FAR
試験前にBeckerで知識の整理、理解を深め、Wiley Test Bankで本番さながらの練習をしました。
1問90秒で、本番と同じ制限時間内で問題を解くようにしました。TBS対策はBeckerとWiley両方やりました。
前述しましたが、WileyはFARが評判よく、テキストの説明がすごくよくまとまっていたので、切り離してまとめノートの一部にしたりしていました。(*今のWileyは簡単に切り離しができないですが、包丁を使えばきれいに分断できます)
FARは学校のテキストも併用しました。特に公会計は学校のテキストがBeckerとコラボになっていますのでこれだけで、十分でした。
AUD
AUDは洋書テキスト3つ使用でほぼ独学でした。
FAR同様WileyのAUDも評判がよく、理解というか論点を叩き込むため、問題集は、すみずみまで何回もやりました。間違えた問題はまとめノートに書きこんでいました。
またBeckerもMCQ(四択問題)やTBS(シュミレーション問題)で理解したこと、記憶の定着で活用しました。
しかし、TBSですごい大活躍したのは、なんといってもGleimです。
本試験用にGleimのシュミレーションコースをやりました。こんな問題でるのかな。。。と思いながら解いていました。すると、なんと!
本試験ですごく似た問題(ほとんど同じといっても過言ではない)が出て、もう驚いて叫びそうになりました。このおかげでAUDは合格できたと思っています。
BEC
BECは洋書テキスト4つ使用で完全独学です。WileyとBeckerで問題を解きながら、分からないトピックは時間をかけて調べて理解して一つずつ、つぶしていくという方法をしていました。
また古いGleimのテキストも中古で購入して、理解を深めるために活用していました。(管理会計の差異分析のところで目からウロコ論点がありました)
Wileyは過去に問題アプリも販売(今のIOSの動作環境では使えません)していて、これが意外と使い勝手がよく(問題も自動的に更新されていた)これで、どこでも勉強をしていました。もちろんペーパーバックでも何回もMCQを解きました。
なかなか合格できなかった、BECを最後にブーストしてくれたのは、またしても
Gleimです。
BEC以外すべて合格し、不合格記録更新中のBECが残ってしまい絶体絶命でした。
ワラにすがる思いでGleimを最終兵器として投入し、悲願の75点ギリギリで合格しました。ペーパーバックとオンライン両方すべて活用し、すべてのセクションをやりました。
その結果、最後の鬼門だったBECを合格し、ついに全科目合格を達成できました。
ちょっとまって、ところでBiskって何?って思いましたよね。これは以前にプロアクティブが使っていたテキストになります。今はもう販売されていません。
私は買ったことがあり、少し使用しましたが、正直買わなくてもよかったテキストになります。
REG
*失効した後は、Beckerの期限切れでWiley Test bankを購入。しかし昔のBeckerも引き続き使用し、二回目合格
実はREGは、学校の講義と「直前対策」とTAC×Beckerコラボテキストだけで合格できました。
詳しくはこの記事をご覧ください。TACのREGは秀逸です。
以上が実際の使用体験による、洋書テキスト4社の特徴や活用方法になります。
まとめ(WileyかBeckerを軸に、Gleimで補強が最強)
でしょうか。好みもありますし、向き不向きもあります。
独学の方だけでなく、学校で学習されている方の補強としても洋書テキストは利用することができます。
私は後半はひきこもり完全独学でしたが、洋書テキストで英語でインプットし、アウトプットしていました。
洋書テキストに実はすごいお世話になりました。各社、良さがあり、合格へ導いてくれました。
皆さんの学習の参考、ヒントになりましたら幸いです。
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